ヘコミ板金修理事例〔三田市のお客様〕エスクァイア
三田市からネットを見てご来店くださいました。
バックドアの角が折れています。
さすがにこれは修理は無理かな?
新品部品交換だとかなり高額になってしまいますので、リサイクルパーツを探してみましたが・・・
車が新しいせいか、ありません・・・
あっても非常に高額 新品より高い‼
お客様に、とりあえず鈑金で修理してみますが、やってみないと何とも言えないので、チャレンジさせていただくことに。
やってみてダメだった場合は、その作業分のお金は頂きません。
では早速修理に取り掛かります。
アウターとインナーの2枚の鉄板をヘミング加工(一方の鉄板の端を折り曲げて貼り合わせる)してあり、
インナーも大きく損傷しています。
道具を駆使して、ラインを出していきます。
鉄板は折れ曲がった部分が硬くなってしまい、戻すのはかなり大変です。
鉄板もかなり伸びてしまっており、戻すのに苦労しました。
何とかここまで戻ってくれたので、交換せずに行けそうです。
出来る限り鉄板をもと通りに戻し、パテで表面を平らにしていきます。
パテを研磨して、サフェーサーを塗装します。
サフェーサーを研磨して塗装に入ります。
バックドアについている付属品をすべて外します。
次に塗装する色を作り、塗装面の脱脂をしてマスキングします。
3コートパール(070)なので、カラーベース パールベース クリアーを塗っていきます。
3コートパールは私が仕事を始めたころは珍しかったのですが、今では普通に多いですね
30年以上前、パールの出始めたころ、パウダーベースのパールでした。
カラーデータも少なく、スプレーガンもパール用がなくて、塗装に苦労しました。
今ではパールはリキッドで、データも多く、パール専用ガンもあり、塗料も進化したおかげで塗りやすくなりましたね。
カラーベースを数回に分けて塗装して、表面乾燥したらパールを塗っていきます。
パールの塗回数で、色の感じが変わってしまうので、ここは職人の技術が問われます。
パールを塗り終わりましたら、クリアーを塗っていきます。
クリアーはドライコートで⇒セミウェットコート⇒ウェットコートと、塗り方を変えて塗っていきます。
一度につやを出す塗り方をすると、塗料が垂れます。
塗装が終わりましたら、乾燥させて、磨きます。
磨きが終わりましたら、外した部品を組み付けて、完成です。
内板の防錆塗装もしっかりしてあります。
洗車をしてお客様に納車させていただきました。
この度は池鍋塗装をご利用いただきまして、ありがとうございました。
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