ヴォクシーのバックドア、リアバンパーの修理事例（神戸三田板金塗装）

取引先様からの修理案件です。

ヴォクシーのバックドア、リアバンパー、リアエンドパネルの損傷です。

バックドアも交換したいほどへこんでいます。

リアバンパーを外して、バックドアのトリム（内張り）を外します。

バックドアは内側の鉄板まで曲がっております。

内側から手の入る部分が少ないので、外側から修正します。

バックドア下側のへこみを修正して、真ん中のラインをスタッド機でワッシャを溶接して引っ張り出します。

おおよそラインが出たら、そのほかのへこみをじっくり引き出していきます。

ナンバープレート周辺のラインが難しい・・・

伸びた鉄板を絞りながら鉄板をもとに戻していきます。

最近の車の鉄板は薄くて硬いので板金が難しくなっています。

何とか板金が終了しましたので、紫外線硬化型のパテをつけ、紫外線照射機で紫外線をあてます。

1分ほどで完全硬化するのがUVパテの素晴らしいところです。

水も通さず、硬さも抜群で、耐久性も素晴らしいです。

UVパテを研磨して、スプレーパテを塗布します。

研磨して、サフェーサーの塗装。

リアバンパーも補修を試みましたが、バンパー素材が薄すぎて修正が困難なので諦めました。

リアエンドパネルの修正も行い、塗装に入ります。

ナンバープレート、ガーニッシュと、付属品をすべて外して、サフェーサーの研磨、脱脂を行います。

バックドア内部の防錆塗装もしっかり行います。

次に色の作成です。今回は２０２　2コートソリッドです。黒の定番色ですが、黒以外にもいろいろ入っています。

太陽光が当たると、同じ色でも青みがあったり、緑っぽかったり、赤みがあったりします。

コンピューター調色機で、車の色を採取して、色を作ります。

今回は1回でバッチリ色が出来ました。

車に養生シートをかけ、塗装部分以外をマスキングします。

 

養生シート、マスキングテープと、毎回塗装するたびに使い捨てなので、材料費もそこそこかかるんです。

マスキングが終わりましたら、再度脱脂を行い、パネルの静電気の除去を行い、塗装に入ります。

ベースカラーの黒を数回に分けて塗り重ねていきます。

乾燥後、クリアーの塗装を行います。

今回使用したクリアーは、3対1（クリアー３　硬化剤１）です。

ドライコートで薄く1回塗装して、5分自然乾燥
セミウェットコートで、2回目の塗装をして15分自然乾燥
ウェットコートで、しっかり3回目の塗装
塗肌を見ながら、スプレーガンのスピードを調整して肌を作ります。

 

いい感じに塗りあがりました。

乾燥後、塗装面の磨きをして、バックドアから外した部品の取り付けをして、

新品のリアバンパーを取付て完成です。

ひずみもなく、仕上がりバッチリです。

洗車して取引先に納車です。

この度は池鍋塗装をご利用いただきまして、ありがとうございました。

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